一般財団法人

Japan Harassment Counselor Association Inc.Foundation

日本ハラスメントカウンセラー協会


PS傾向チェックテスト

PS傾向チェックテストとは

「PS傾向チェックテスト」は、主に管理職の方や部下を持つ方を対象にP(パワハラ)傾向と、S(セクハラ)傾向で構成され、そのチェック結果からハラスメント傾向を分析するハラスメントテストです。

本テストでは、パワハラ、セクハラを誘発する可能性がある言動傾向について、被験者の回答をポイント化して評価します。
テスト結果は、これまで受験された30,000名を超えるデータをもとに評価されますので、自社内の傾向だけでなく、客観的な傾向も把握することが可能です。

本テストの評価により、被験者様に自らの言動傾向を見つめ直して頂き、自制心と自己コントロールによりハラスメント防止に役立てて頂く為のコンテンツです。
特に、ハラスメント研修前に実施頂き、ご自身の評価を知ったうえでハラスメント研修を受講頂くと、効果的です。



PS傾向チェックテストの種類と目的

1.本チェックテストの問題数は以下の通りです。実施時間はおおよそ20分程度です。

男性管理職 60問版

女性管理職 60問版

所要時間 : 20分程度

2.回答形式には次の2つの方法があります。

  • オンライン実施 ※パソコンやスマートフォンからの回答形式
  • マークシート実施
  • 3.実施費用

    PS傾向チェックテストに要する費用
    検査人数 100人未満 100人以上300人未満 300人以上1000人未満 1000人以上3000人未満 3000人以上
    基本料金 400,000円 600,000円 1,000,000円 1,800,000円 2,500,000円
    Web版検査単価 350円 300円 250円 200円 200円
    用紙版検査単価 1,050円 900円 750円 600円 600円

    4.実施の目的

  • 自己流解釈による無自覚ハラスメントの発見と是正
  • 会社の慣行による無自覚ハラスメントの発見と是正
  • 研修に付随して実施し、自らの言動について「気付き」を誘発し、研修効果を高める
  • 5.実施について

    現在、管理職研修の出張研修や社内研修のオプションとして主に実施しています。

    すなわち、研修を行う前に、本チェックテストを実施して、自らの言動について、「気付き」を誘発することで、研修効果を高めることに効果的です。

    【実施準備期間】

    お申込みから約2週間でテストを開始します。

    【実施期間】

    標準は1~2週間程度ですが、ご希望により実施期間の変更が可能です。

    【集計期間】

    テスト終了から約2週間で結果票のダウンロードが開始できます。

    PS傾向チェックテスト結果票(個人)

    お問合せ

    結果は受験された個人にのみ返却いたします。

    ポイント化されたご自身の回答結果と、結果に対してのコメントが添えられています。客観的なポイントとコメントを是非、今後のハラスメント対応にご活用下さい。

    なお、ポイントの高低は、当該本人の言動傾向から潜在的な傾向と考え方を分析するものであり、高いほど悪いとか、低いほど良いというわけではありません。

    業務への想いが強く、或いは仕事熱心な方、責任感の強い方では高ポイントとなる場合も多くありますが、それが直接ハラスメントを招く訳ではありません。それよりも、事案を引き起こすか否かは、本人の自制心や自己コントロールに大きく左右されます。

    表記項目

  • 各傾向の得点
  • 社内偏差値
  • 一般偏差値 ※これまで受験されたすべての方合計の偏差値
  • 各傾向の社内得点分布表
  • 総評コメント
  • PS傾向チェックテスト結果報告(企業・団体様)

    お問合せ

    主催団体様には、全受験者様の集計結果を報告させて頂きます。

    これまで受験した30,000名以上の方と比べた際の自社のハラスメントの平均点が数値として現れますので、自社の方針などの参考にして頂けます。

    そこで、チェックの個人結果は会社に報告しないことを条件として実施し、本人のみに直接ウェブ上などから開示することを原則としています。

    その為、個別結果は会社には報告しませんが、部署や支店ごとの平均値や、全体及び特定の集団としての傾向は集計致しますので、職場の改善の参考にすることができます。

    表記項目

  • 各傾向の社内平均点
  • 一般平均点  ※これまで受験されたすべての方の平均点
  • 各傾向の社内得点分布グラフ
  • 各傾向の社内得点分布表


  • 【PS傾向チェックテスト問題サンプル】 (男性管理職版)

    次の質問について(イ)~(二)の4つの中から必ず1つ選んでマークシートに記入して下さい。

    自分もその通りだと強く思う場合は【強く思う】、自分もそう思う場合は【かなり思う】、自分はそのように思うときもある場合は【少し思う】、自分はそのようには断じて思わない場合は【断じて思わない】、にマークして下さい。

    なお、厳密に考えると異なる場合や、質問内容と同じ状況に遭遇しない場合であっても、「考え方」を質問していますので、もし「そのような状況だったらどう思うか」、という立場に立ってお答え下さい。

    P行動傾向チェック

    1. 1.自分は、中途半端な仕事はしないし、仕事は完璧にやるべきだと考えている。だから中途半端な仕事しかしない社員に対して腹が立つ時がある。
      • イ.強く思う
      • ロ.かなり思う
      • ハ.少し思う
      • 二.断じて思わない

    2. 2.自己中心的で、会社の事情を考えない人には、「会社の大切さ」や「仕事の大切さ」、いわゆる「会社とは何か」について、しっかり説いて聞かせることが必要だと思う。
      • イ.強く思う
      • ロ.かなり思う
      • ハ.少し思う
      • 二.断じて思わない

    3. 3.部下が、黙って素直に指示を聞かない時には「つべこべ言うな」とか、「屁理屈を言うな」と、時には上から目線の言葉を使ってしまうことがあるが、業務上、止むを得ない。
      • イ.強く思う
      • ロ.かなり思う
      • ハ.少し思う
      • 二.断じて思わない

    4. 4.何度も同じ過ちを繰り返す社員は、その社員の人間性(性格等)によることが多いので、一つ一つ対応するよりも、性格や考え方を直すように 指導して行く方が良いと思う。
      • イ.強く思う
      • ロ.かなり思う
      • ハ.少し思う
      • 二.断じて思わない

    5. 5.何事にも後ろ向きで、こまごまとしたことに批判的な意見を述べる性格の部下がいたら、黙って聞いているが、むかつく時がある。
      • イ.強く思う
      • ロ.かなり思う
      • ハ.少し思う
      • 二.断じて思わない

    6. 6.業績が良い社員には当然のことながら、更に頑張るように皆が声をかけるが、業績の悪い社員には声を掛けることが少ない。だから、業績の悪い社員とはどうしても疎遠になりがちだが、仕方ないことである。
      • イ.強く思う
      • ロ.かなり思う
      • ハ.少し思う
      • 二.断じて思わない

    【PS傾向コメント例】(男性管理職版)

    P傾向ポイントは、一般偏差値ランクで11段階の7です。ポイントのレベルはやや高い数値です。P傾向ポイントがやや高い場合でも、パワハラを起こすということではありませんが、やや起こし易い言動傾向があります。

    S傾向ポイントは、一般偏差値ランクで11段階の4です。ポイントのレベルは低い数値です。S傾向ポイントが低い場合とは、セクハラを起こす可能性と言動傾向は低いといえます。

    貴方と社員の間で、特に大きな軋轢や問題が発生することは少ないと思われますが、日常の言動に気を付け、自己コントロールができるように注意を払って下さい。